CT検査・超音波検査
CT検査
CT検査とは
CT検査は、X線を身体の周りから照射し、体内を透過したX線量をコンピュータで処理することによって体の輪切りの画像を得ます。身体のあらゆる部位の内部構造を画像化することが可能です。一般のレントゲンでは得ることの出来ない詳細な体内の情報を得ることができます
※CT検査は、X線を使用するため放射線被曝があります。被曝量は最小限になるよう努力しており、目的にあった検査では、患者様が情報として得られる利益のほうが格段に大きいと思われます。
注意事項
CTはX線を利用するため、次の方々はご受診頂けない場合がございます。
<受診日までにご連絡ください>
- 妊娠中もしくは妊娠の可能性がある方
<下記に該当する方は、前もってご相談ください>
- 小児
検査中に静止できないと検査ができません。静止できない場合は、検査を中止させていただくことがあります。 - バリウムを使用した検査を1週間以内に受けている方
食事について
- 健診で受診の場合
- 当院から送られる受診要項をご確認ください。
- 保険診療の場合
- 検査前の食事などに関しては、主治医または当診療所の指示に従ってください。腹部の検査や、造影剤の使用を予定されている場合、検査前の食事を控えていただきます。
造影剤の使用について
目的の部位をよりわかりやすくするためや、異常部位の性状の判定のために造影剤を使用することがあります。副作用の頻度は少ないですがゼロではありませんので、下記に該当する方は前もって担当者にお知らせください。
- 喘息(小児喘息、気管支喘息、咳喘息、アレルギーを含む)の既往歴がある方
- アレルギー症状がでている方
- ヨードまたはヨード造影剤のアレルギーがある方
- 重篤な心臓、肝臓または腎臓の障害がある方
- マクログロブリン血症、多発性骨髄腫、テタニー、褐色細胞腫を指摘されている方
- 甲状腺機能亢進症の方
- 一般状態が極度に悪い方
造影剤の使用により、帰宅後または後日に副作用が出た場合は、当院(TEL 0135-61-2081)にご相談ください。
- 授乳中に造影剤投与を受ける方へ
- 日本医学放射線学会では標記の件について「造影剤使用後の授乳による児への影響は非常に小さく、特段の理由のない限り、造影剤使用後の授乳制限は必要ない」との提言を示しています。
しかし、どうしてもご心配な場合は、造影剤使用の検査の必要性、造影剤使用後の授乳等について、主治医とあらかじめご相談ください。
検査の流れ
- 検査中、身体を動かさないようにお願いします。
- 検査中気分が悪くなった場合には検査担当者にお申し付けください。
超音波検査
(エコー検査)
超音波検査の方法・目的
超音波を身体にあてて、体の内部を観察します。
体への負担・苦痛がない検査ですが、内臓の有用な情報が得られるのが、エコー検査の特徴です。
健診だけではエコー検査まで実施されていないケースも多く、ぜひ一度はエコー検査を受けられることをお勧めします。
腹部
肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓、消化管などに異常がないかを検査します。
心臓
心臓の壁や弁の動きを見て心臓の機能を評価します。
甲状腺
喉の領域に超音波を使用して、甲状腺のサイズや腫瘍の位置、大きさ、特性などを評価する検査です。
骨密度
超音波を使って踵(かかと)の骨密度を評価します。